熊本の地域と代表的な工芸品

熊本は九州の真ん中に位置し、福岡、大分、宮崎、鹿児島の各県と接しています。

熊本県は、熊本市内を中心とする平野部、阿蘇や九州山脈の山間部、そして海に接する地域と山あり海あり大変自然豊かです。熊本市は水道水が全て地下水でまかなわれているという世界でも珍しいところ。(私が住んでいるのは、熊本市内ではありませんが水は豊富とても美味しいです。ペットボトルで売られるお水と全く変わらないほどです。)

そんな自然豊かな熊本県は、県北・県央・県南の大きく3つの地域に分かれます。
県北
・玉名地域(荒尾市、玉名市、玉名郡)
・鹿本地域(山鹿市)
・菊池地域(菊池市、合志市、菊池郡)
・阿蘇地域(阿蘇市、阿蘇郡)
県央
・熊本市
・宇城地域(宇土市、宇城市、下益城郡)
・上益城地域
県南
・八代地域(八代市、八代郡)
・芦北地域(水俣市、葦北郡)
・球磨地域(人吉市、球磨郡)
・天草地域(上天草市、天草市、天草郡)
※記載によっては別地域に含まれることもあります。

同じ熊本県と言っても県北と県南では相当の距離があり、気候や文化、特産物、そして言葉のニュアンスも少しずつ違っています。(特に南に行くほど、鹿児島や宮崎の言葉のイントネーションに近くなるような気がします。)

熊本の代表的な伝統工芸品

県北

青小代の器(小代焼一先窯)

小代焼ー県北地域を中心に焼かれる熊本の伝統工芸品。腐らない、臭いが移らない、湿気を防ぐ、毒消しの効果がある、延命長寿につながると五つの利点から五徳焼とも言われる。装飾性と実用性を兼ね揃えた焼き物である。

来民うちわ(山鹿探訪なびより)

来民うちわー山鹿市来民で江戸時代から受け継がれてきた「来民うちわ」竹の骨組みに貼った和紙に柿渋を塗ることで、丈夫で長持ち、そし防虫効果も得られる。

木葉猿(熊本県北部観光WEBサイト たまララより)

木の葉猿ー玉東町木の葉に伝わる素焼きの郷土玩具。大正時代には「全国土俗玩具番附」で東の横綱に選ばれたそう。

県央

肥後まり(熊本国際民藝館HPより)

肥後まりー熊本市を中心に製作。もみがらを芯とし、草木染めした木綿糸で模様が施される。

肥後象がん(熊本県観光サイトなごみ紀行より)

肥後象がんー400年以上の歴史を持ち武家文化の精神である派手さをおさえた上品で奥ゆかしい美を特徴とする。刀装金具としての需要がなくなった後は装飾器具、装身具等にその技を応用し技法が守られてきた。

県南

高田焼・上野窯(熊本手ごと研究所HPより)

高田焼ー400年余の歴史と伝統を持つ、熊本を代表する焼物。別名八代焼とも言われる。「青磁」というグレーの色が特徴で、器の色は釉薬よるものでなく、土そのもの色。手間と時間の大変かかる象嵌の技法で作陶される。

きじ馬・花手箱ー人吉地方でつくられる木製の郷土玩具。平家の落人が球磨地方に逃れ、人吉の奥地へ住みつき、都の暮らしを懐かしんで作りはじめたと伝えられる。

きじ馬(住岡忠嘉)

花手箱(住岡忠嘉)

天草陶磁器ー日本一といわれる豊富な天草陶石と陶土を使って焼かれる磁器および陶器。内田皿山焼(うちださらやま)、高浜焼、水の平焼(みずのだいら-)、丸尾焼の四つが主な産地であり、良質の陶石が採れたことから天草では焼き物作りが盛んになった。

以上は代表的な工芸品であり、熊本にはまだまだ数え切れないほどたくさんの工芸品があります。

昔から続いている伝統的な工芸などは、その土地その土地の特徴により生まれたものも多いようです。県北を中心に焼かれている、熊本の伝統工芸の小代焼、また県南で400年以上続く高田焼、そして天草陶磁器など、その土地に焼き物にふさわしい土があったり、陶磁器の原料となる陶石が豊富に採れたりということで、窯が構えられるようになりました。

また上記に記載されていないたくさんの熊本の窯も、その土地で採れる土を使って作陶されることが多いようで、その土地の特徴がよく出ることが多いようです。

器だけでなく、地域の紀行や特色を生かして生まれた様々な道具。

その器や道具についてご紹介しながら、それらがつくられる地域の特色や、オススメの観光スポット、美味しいものなどと合わせてこのブログでご紹介していきます。

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