熊本の工芸 県南(人吉・球磨 )〜きじ馬・花手箱〜 


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人吉・球磨地方

高速で熊本市内から車で約一時間、熊本県南に位置し、周りを九州山地に囲まれた人吉盆地を中心とした人吉、球磨地方。

宮崎県、鹿児島県と接し、熊本県内最大で川下りでも有名な球磨川や米焼酎の産地として知られています。

鎌倉時代から明治維新までの700年という長い間、相良氏によって統治されてきた人吉・球磨地方には独自の文化、伝統工芸、風俗、芸能、そして物産が今日まで継承されおり、文化庁が2015(平成27)年度に創設した『日本遺産』に第一号として選ばれています。

日本遺産人吉球磨 公式サイト

この人吉球磨地方では、昔から豊富な木材を使った家具や食器類、茶道具などの木工業が盛んです。また山林業が盛んだったため、山林用の道具としての刃物も多く製造され、人吉球磨刃物として技術が継承されています。

そして郷土玩具として継承されている「きじ馬」「花手箱」。

このきじ馬、花手箱について取り上げてみたいと思います。

人吉球磨地方の郷土玩具「きじ馬」「花手箱」

熊本では、南国的で明るい風土にふさわしい郷土玩具が伝承されていますが、この「きじ馬」「花手箱」も大変明るく、鮮やかな色調が特徴的です。

熊本県人吉地方では馴染みの深い郷土玩具で、その始まりは約800年前にさかのぼると言われます。

壇ノ浦の戦いに敗れ、九州の山間さらに人吉の奥地へ逃げのびた平家一族。かつての都の栄華を思い、その寂しさを慰めるために作られるようになったと伝えられる「きじ馬」と「花手箱」。

一旦は廃れようとしていたこの玩具だが明治後半に復興され、毎年2月の人吉のえびす市で「きじ馬」は男の子へ、「花手箱」は女の子への土産物として買って帰る慣わしとなっていたそう。

人吉のきじ馬(住岡忠嘉)

きじ馬は人吉以外でも福岡や大分など九州では昔から制作されていますが、この人吉のきじ馬の特徴は、頭に「大」の文字が記され、大きさにも多様性があることです。

花手箱(住岡忠嘉)

また、花手箱は黒い縁取りに、赤、緑、黄と鮮やかな椿が印象的です。

人吉地方では、母子手帳や子どもの成長の記録などを入れておくことも。

どちらも人吉球磨地方、そして熊本の郷土玩具としてよく知られています。

住岡郷土玩具製作所

人吉球磨地方に伝わる「きじ馬」「花手箱」。

オンラインショップK cappa kumamotoでは、住岡郷土玩具製作所さんの製品をご紹介しています。

約800年以上と大変歴史あるこの玩具ですが、一旦は廃れる危機にあったそう。それを初代・喜太郎さんが苦労の末に復興。その意志を受け継ぎ、現在は2代目の忠嘉さんを中心にご家族で制作されています。

2代目の忠嘉さんは、九州自動車道の人吉〜八代間、肥後トンネル入口(人吉側)にきじ馬と椿をデザインされたそう。

昔からの伝統的な図柄はもちろんですが、某有名玩具とのコラボ商品を製作されたりと、伝統を守りながら、新しい試みとして形を変えて継承されています。

店内に並べられたきじ馬

きじ馬は胴体部分が桐、タイヤは松で制作され、花手箱はもみの木やヒノキで制作されます。どちらも鮮やかで、パッと目を引くデザインが特徴です。

色を待つ花手箱

花手箱の蓋に住岡さんの名が入れられます

きじ馬、花手箱ともに小さいものから大きさは様々です。人吉では、大きなきじ馬がお店の前に置かれていたりします。また花手箱は、アクセサリーなどの小物を入れたり、そのまま飾ってもお部屋がパッと明るくなりますよ。

オンラインショップでもご紹介していますので見てくださいね。

http://k-cappa.com/?mode=cate&cbid=2049247&csid=0

「きじ馬」「花手箱」の制作される人吉・球磨地方。冒頭でお伝えしたように、日本遺産に認定されていますので、工芸品だけでなく他にも見所がたくさんです。私のオススメスポットや美味しいものもなど、また次の機会にご紹介したいと思います。

住岡さんの工房

住所:〒868-0303 熊本県球磨郡錦町西104-1

電話番号:0966-38-1020

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