熊本の器と工芸 県央(熊本市北区植木町)〜玄窯〜


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熊本市北区植木町 玄窯

玄窯の工房2階、ギャラリースペースでありくつろぎ空間の茶寮此際。

熊本市北区植木町に窯を構える玄窯さん。

もともとは熊本市東区を拠点とされていましたが、今年の春、築103年の古民家を再生させた、熊本市北区植木町の新しい工房に移動されました。

「玄窯」主宰・齊藤博之さん

「玄窯」を主宰される齊藤博之さんは、もともと東京で会社勤めをされていたという経歴。熊本に戻られ、何か自分の表現したものを残したい、という強い思いから陶芸の道へ。

2013年に陶芸家であり華道草月流師範でもある古守玄さんに師事、2014年古守玄さんより玄窯を引き継がれました。

もちろん最初から陶芸だけで、という訳にはいかなかったそうですが、志高く日々活動され、現在では、作陶にて熊本県内外での個展やイベント出展、また陶芸教室の運営など活動は多岐にわたります。

齊藤さんの器

齊藤さんの作品は、粉引の器を中心に、黒い釉薬の落ち着いたもの、鮮やかな色の入ったもの、リバーシブルで使えるプレートなど様々ですが、手に馴染み、その器を昔から愛用していたと感じられるような、丁寧な暮らしを提案するような器づくりをコンセプトにされています。

例えば、粉引の器。粉引の器は、使うことで表面に飲み物や食べ物の色が染み込みやすく、色合いが変化しやすいです。また粉引の場合、どうしても表面が欠けたように釉薬が剥げてしまうことがあります。

ですが、使う前に水に浸けたり、米ぬかと一緒に火にかけることで、表面の目に見えない凹凸に蓋がされ、色が浸み込みにくくなります。ちょっと手間がかかりますが、器を使うことと合わせ、この一手間も楽しめるような提案をしていきたいとのこと。

でも逆に、使ったことで現れる色合いの変化や、剥げてしまったり欠けた部分も愛着の一部として楽しんでもらいたいとの気持ちも。同じ形の器でも、使う人によって変化の具合は違います。色の変化や欠けさえも愛着となり、その人だけの器になっていくので、ついつい毎日同じ器を使ってしまうというのは、こういう理由なのかもしれません。

此際・Rashibe・NOTARI(陶芸教室)

玄窯の工房の2階は、ギャラリースペースであり、くつろぎ空間の「茶寮此際 」。

齊藤さんを始め、玄窯の作家さんの作品を選ぶことはもちろんですが、茶寮此際では本を読んだり、お茶を飲んだりゆっくり過ごすことができるそう。古民家を再生したこの場所、居心地は最高、長居してしまうこと間違いなしです。

此際の奥には齊藤さんの奥さまがデザイン、製作されるアクセサリー「Rashibe」のギャラリースペースも。こちらのアクセサリーにも陶器が使われていますが、陶器の柔らかな雰囲気と女性らしいセンス溢れる作品が並んでいます。

奥に見えるのが「Rashibe」のギャラリースペース

また一階の工房では、齊藤さんや他の作家さんの作業スペースがあり、陶芸教室「NOTARI」も運営されています。陶芸教室では初心者向けのコース、経験者向けのコースなど、その人その人に合わせて陶芸を学ぶことができます。体験教室もされていますので、興味ある方はぜひ。

玄窯さんは、今月8月30日(木)〜来月9月2日(日)グランメッセ熊本で開催される「暮らしの中の陶磁器フェア」に出展されます。全国からたくさんの窯元が集まる大きなイベントですが、ぜひ玄窯さんのブースに立ち寄りください。

玄窯

〒861-0102 熊本市北区植木町内985

※玄窯さんへお出かけの際は、定休日など玄窯HPよりご確認を。

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